投資には元本割れリスクが伴います。本記事の情報は投資の勧誘を目的とするものではなく、投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。掲載情報は2026年5月時点のものです。
Contents
この記事でわかること
「NISAを始めたいけど、松井証券・SBI証券・楽天証券のどれを選べばいいの?」このような疑問をお持ちの方のために、3社を5つの項目で丁寧に比較しました。
この記事でわかること
- 松井証券・SBI証券・楽天証券の手数料の違い
- NISA(つみたて投資枠・成長投資枠)を使いやすいのはどの証券会社か
- 投資信託のラインナップとポイント還元率の差
- スマホアプリの使い勝手の比較
- サポート体制・初心者向けコンテンツの充実度
結論をひと言で言うと:
- 投資初心者・若い世代 → 松井証券
- ポイントをとにかく貯めたい → 楽天証券
- 投資信託の選択肢を最大限広げたい → SBI証券
3社の基本スペック比較表
まず、3社の主要スペックを一覧でご確認ください(2026年5月時点の情報です)。
基本スペック早見表
| 比較項目 | 松井証券 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|---|
| NISA 日本株手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
| NISA 米国株手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
| 投資信託取扱本数 | 約1,700本 | 約2,600本 | 約2,600本 |
| 投信ポイント還元(最大) | 最大1.0% | 最大0.25% | 最大0.2% |
| 25歳以下の手数料 | 全額無料 | 無料(NISA口座) | 無料(NISA口座) |
| サポート品質認定 | HDI三つ星 | 標準 | 標準 |
| 使いやすさ(初心者) | ◎ | ○ | ○ |
※HDI(ヘルプデスク協会)の認定格付け。
「三つ星」は最高評価です。
手数料はどこも同じように見えますが、ポイント還元率・サポート品質・初心者向け設計という点で、松井証券が際立った特徴を持っていることがわかります。
比較① 手数料(NISA・日本株・投資信託)
NISAの取引手数料
2024年からNISAが大幅に拡充されたことに伴い、3社ともNISA口座での日本株・米国株取引の手数料を無料化しています。
| 手数料種別 | 松井証券 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|---|
| NISA 日本株 | 無料 | 無料 | 無料 |
| NISA 米国株 | 無料 | 無料 | 無料 |
| NISA 投資信託(購入時手数料) | 無料 | 無料 | 無料 |
| 25歳以下(特定口座・日本株) | 全額無料 | 通常手数料 | 通常手数料 |
25歳以下の方には松井証券が特に有利です。
松井証券では25歳以下のユーザーは特定口座での日本株取引手数料も全額無料となっており、若い世代の投資スタートを後押しする設計になっています。
→ あわせて読みたい: NISAをゼロから始める完全ガイド【2026年最新版】
比較② NISA投資枠の使いやすさ
新NISAの2つの投資枠
| 項目 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
|---|---|---|
| 年間投資枠 | 120万円 | 240万円 |
| 対象商品 | 金融庁が認定した投資信託・ETF | 株式・投資信託・ETFなど幅広く |
| 投資方法 | 積立のみ | 一括・積立どちらも可 |
| 非課税保有限度額(通算) | 1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円) | |
つみたて投資枠の設定しやすさ
松井証券は積立設定の画面がシンプルで、投資経験ゼロの方でも5分程度で設定を完了できる設計です。
おすすめファンドのピックアップ機能や、目標金額から逆算した積立額の提案機能など、初心者に寄り添った設計が評価されています。
SBI証券は三井住友カード(Vポイント)や住信SBIネット銀行との連携により、ポイント投資や自動入金機能が充実しています。
楽天証券は楽天カードや楽天銀行との連携が強みです。
楽天ポイントで投資信託を購入できる機能は、楽天経済圏のユーザーには魅力的です。
つみたて投資枠と成長投資枠の使い分け
新NISAは年間合計360万円の投資枠が設けられており、「つみたて投資枠(120万円)」と「成長投資枠(240万円)」を同時に活用できます。
この2つの枠は目的に応じて使い分けることで、より効率的な資産形成が期待できます。
つみたて投資枠は、毎月一定額を自動的に積み立てる「積立投資」専用の枠です。
対象商品は金融庁が認定した低コストの投資信託・ETFに限られており、長期・分散投資に適した設計になっています。
たとえばeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)のような全世界分散型インデックスファンドを月々コツコツ積み立てる使い方が一般的です。
成長投資枠は、個別株や幅広い投資信託・ETFを一括投資・積立どちらの方法でも購入できる枠です。
NISAで国内外の個別株式を非課税で保有したい場合や、つみたて投資枠の対象外となっているファンドに投資したい場合に利用します。
上限1,200万円(生涯投資枠1,800万円のうち)という制約があるため、計画的な活用が重要です。
3社のNISA設定画面では、つみたて投資枠と成長投資枠を切り替えて商品を選ぶ仕組みになっています。
松井証券は両枠の切り替えがアプリ内で直感的に操作でき、初心者でも迷いにくい設計です。
SBI証券・楽天証券でも同様の操作が可能ですが、選択肢が多い分、最初は画面構成がやや複雑に感じる場合もあります。
→ あわせて読みたい: 松井証券の評判・口コミを徹底調査【2026年最新版】
比較③ 投資信託のラインナップとポイント還元
取扱本数の差
| 証券会社 | 投資信託取扱本数(目安) |
|---|---|
| 松井証券 | 約1,700本 |
| SBI証券 | 約2,600本 |
| 楽天証券 | 約2,600本 |
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)やeMAXIS Slim米国株式(S&P500)など、人気の低コストインデックスファンドは3社すべてで取り扱っています。
取扱本数の差は、中・上級者が特定のニッチなファンドを探す際に影響してきます。
投信保有ポイント還元率(最重要)
| 証券会社 | 投信保有ポイント還元率(最大) | ポイント種別 |
|---|---|---|
| 松井証券 | 最大1.0% | 松井証券ポイント(Pontaポイント等に交換可) |
| SBI証券 | 最大0.25% | Vポイント・Pontaポイント等 |
| 楽天証券 | 最大0.2% | 楽天ポイント |
松井証券の最大1.0%は、3社の中で突出した水準です。
たとえば、投資信託を100万円保有している場合の年間ポイント還元額の試算(参考値):
- 松井証券:最大約10,000ポイント相当
- SBI証券:最大約2,500ポイント相当
- 楽天証券:最大約2,000ポイント相当
NISA口座の選び方チェックリスト
NISAを始めるにあたって、どの証券会社が自分に合っているかを判断するために、以下のチェックポイントを参考にしてみてください。
自分に合った口座を選ぶ7つのポイント
① サポート体制を重視するか
投資初心者で「わからないことがあったら相談したい」という方は、サポート品質が高い証券会社を選ぶことが安心につながります。
松井証券はHDIの三つ星認定を受けており、電話・チャット・メールのいずれも対応しています。
② ポイント還元を重視するか
投資信託の保有残高に応じてポイントが還元される「投信保有ポイント」は、長期投資では積み重なって大きな差になります。
還元率を優先するなら松井証券(最大1.0%)が有利です。
③ 楽天経済圏をすでに活用しているか
楽天カードや楽天銀行を日常的に使っている方は、楽天証券でまとめることで楽天ポイントの活用効率が上がります。
楽天市場のSPU(スーパーポイントアッププログラム)の倍率アップも見込めます。
④ 投資信託の選択肢の広さを求めるか
取扱本数を重視する場合はSBI証券か楽天証券(ともに約2,600本)が選択肢として有力です。
一方、eMAXIS Slimシリーズやたわらノーロードなど主要な低コストインデックスファンドは3社すべてで取り扱っているため、初心者には取扱本数の差はあまり影響しません。
⑤ カードでの積立(クレカ積立)を活用したいか
SBI証券は三井住友カード、楽天証券は楽天カードでの積立に対応しており、カード利用のポイントも獲得できます。
松井証券でも一部のカードでの積立に対応しているため、事前に各社の公式サイトで最新情報を確認してください。
⑥ アプリのシンプルさを求めるか
スマートフォンアプリでの操作性を重視する場合、直感的でシンプルな設計の松井証券が初心者に向いています。
分析ツールや情報の豊富さを重視するなら、SBI証券のアプリが充実しています。
⑦ 将来的に個別株投資もしたいか
NISAの成長投資枠を使って個別株にも投資したいと考えている方は、銘柄分析ツールや情報コンテンツが充実しているSBI証券や楽天証券も選択肢に入ります。
ただし、まずは投資信託の積立から始めるなら、3社ともに機能的な違いは少ないです。
→ あわせて読みたい: SBI証券の評判・メリット・デメリット徹底レビュー
比較④ スマホアプリの使いやすさ
各社アプリの特徴
松井証券(松井証券 株アプリ / 投信アプリ)
初心者向けの設計が評価されており、ポートフォリオの確認・積立設定変更・残高確認がシンプルな画面でできます。
投資初心者が「まず何をすればよいか」を迷わない動線設計が特徴です。
SBI証券(SBI証券 株 アプリ)
情報量の豊富さが強みで、チャート機能や銘柄スクリーニング機能が充実しています。
本格的に個別株を分析したい中・上級者向けの機能が揃っています。
楽天証券(iSPEED)
楽天グループのサービスとのシームレスな連携が強みです。
楽天銀行との自動入金(マネーブリッジ)や、楽天ポイントの利用状況確認が一画面でできます。
アプリ評価まとめ
| 評価軸 | 松井証券 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|---|
| 初心者の操作しやすさ | ◎ | ○ | ○ |
| 情報・分析ツールの充実度 | ○ | ◎ | ○ |
| 他サービスとの連携 | ○ | ○ | ◎ |
| ポートフォリオ管理 | ◎ | ○ | ○ |
比較⑤ サポート体制と初心者向けコンテンツ
サポート体制の差
松井証券のサポート:HDI三つ星認定
松井証券は、ヘルプデスク協会(HDI)による品質格付けで「三つ星」(最高評価)を取得しています。
これは問い合わせ窓口の応対品質・回答の正確性・使いやすさが業界最高水準と認定されていることを意味します。
電話サポート・チャットサポート・メールサポートが揃っており、「初心者が安心して相談できる窓口」として高い評価を受けています。
SBI証券・楽天証券のサポート
両社ともオンラインヘルプやよくある質問ページは充実しており、一般的な疑問はセルフサービスで解決できます。
3社はいずれも電話・チャット・メールでの問い合わせに対応しています。
初心者向け学習コンテンツ
松井証券は「松井証券 投資入門」など、投資の基礎から学べる動画・コラムコンテンツを無料で提供しています。
ゼロから始める方でも安心して学べる環境が整っています。
SBI証券は「SBI証券×Yahoo!ファイナンス」の情報連携や、市場ニュース・アナリストレポートへのアクセスが充実しています。
楽天証券は「トウシル」という独自の金融情報メディアを運営しており、初心者から上級者まで幅広いコンテンツを提供しています。
タイプ別おすすめ(3パターン)
パターン1:投資初心者・これからNISAを始める方 → 松井証券
松井証券は「初心者が迷わず始められる」設計に強みがあります。
HDI三つ星のサポート品質・シンプルなアプリ・最大1.0%の投信ポイント還元と、入門者が重視するポイントで優位性を持っています。
パターン2:楽天ポイントを活用したい・楽天経済圏ユーザー → 楽天証券
楽天証券は楽天グループのサービスとの統合による利便性が最大の強みです。
ただし、投信保有ポイントの還元率は松井証券と比べると低い水準である点は留意が必要です。
パターン3:投資信託・個別株を本格的に研究したい → SBI証券
SBI証券は国内最大手の証券会社として、取扱商品・情報ツールの幅広さが強みです。
投資信託の取扱本数は約2,600本と国内最多水準で、中・上級者が特定のファンドを探す際にも対応できます。
よくある質問(FAQ)
いいえ、NISA口座は1人につき1つの金融機関にしか開設できません。年に1回、金融機関を変更することは可能ですが、変更手続きには一定の時間がかかります。開設前に各社をよく比較してから決めることをおすすめします。
還元率はお持ちの投資信託の種類・残高帯によって変動します。すべての保有ファンドに一律1.0%が適用されるわけではありません。詳細な還元率の条件は松井証券の公式サイトでご確認ください。「最大」表記はあくまで上限値です。
NISA口座での取引手数料は3社とも無料です。ただし、投資信託には「信託報酬」(年率)という運用コストが別途かかります。低コストのインデックスファンド(eMAXIS Slim等)であれば年率0.05〜0.2%程度が目安です。
HDI(ヘルプデスク協会)は、コンタクトセンターやサポート窓口の品質を評価する国際団体です。「三つ星」はHDIの格付け制度における最高評価であり、問い合わせ窓口の応対品質・Webサポートの使いやすさ・情報提供の正確性などが総合的に評価されています。
3社ともオンラインで口座開設の申し込みができます。マイナンバーカードや運転免許証等の本人確認書類をスマートフォンで撮影してアップロードすることで、最短当日〜数営業日以内に口座開設が完了するケースが多いです。詳細は各社の公式サイトでご確認ください。
3社とも100円から積立投資を始めることができます(一部ファンドを除く)。まとまった資金がなくても、月々1,000円から無理なくスタートできます。年間投資枠(つみたて投資枠120万円・成長投資枠240万円)はあくまで上限額ですので、自分のペースで積み立てることが可能です。
NISA口座は年に1回、翌年分の変更手続きが可能です。変更を希望する場合は、現在の金融機関で「金融機関変更の手続き」を行い、移行先の金融機関で新たにNISA口座を開設する必要があります。なお、変更前に積み立てた資産はそのまま保有でき、非課税期間も継続されます。
口座開設から積立設定までの流れ(3社共通)
NISA口座の開設から積立設定完了まで、3社ともオンラインで完結できます。
ここでは一般的な手順を整理します。
STEP 1:証券口座の申し込み
公式サイトから「口座開設申込み」ボタンを押し、メールアドレスで仮登録します。
その後、氏名・住所・職業・投資経験などの基本情報を入力します。
マイナンバーカードまたは運転免許証等の本人確認書類をスマートフォンで撮影してアップロードすることで、本人確認が完了します。
STEP 2:NISA口座の申請
証券口座の開設と同時に、またはログイン後の手続き画面からNISA口座の利用申請を行います。
税務署への確認手続きが入るため、申請から利用開始まで数日〜1週間程度かかる場合があります。
急いでいる方は「即日NISA口座開設」に対応しているかどうかを各社の案内で確認しておくと安心です。
STEP 3:積立設定と銘柄選択
口座開設後は「つみたて投資枠」または「成長投資枠」を選び、積立したいファンドを選択します。
松井証券は投信工房によるロボアドバイザー診断を活用することで、リスク許容度に合ったポートフォリオ提案を受けながら設定できます。
SBI証券・楽天証券では取扱銘柄数が多いため、コスト(信託報酬)と評判を見比べながら絞り込む手順が一般的です。
積立金額は月々100円からスタートできるため、まず少額で設定して慣れてからも増額が可能です。
まとめ
改めて、3社の選び方を整理します。
| こんな方に | おすすめ |
|---|---|
| 投資初心者・シンプルに始めたい・サポート重視 | 松井証券 |
| 楽天ポイントを活用したい・楽天経済圏ユーザー | 楽天証券 |
| 投資信託の選択肢を最大化・本格分析したい | SBI証券 |
投資初心者の方には、松井証券を最初の選択肢としてご検討いただくことをおすすめします。
理由は3つです。
- サポートがHDI三つ星認定:わからないことを気軽に聞ける環境
- 投信保有ポイント還元率が最大1.0%:3社の中で最高水準
- 25歳以下は取引手数料が全額無料:若い世代がゼロコストでスタートできる
投資信託・株式への投資は元本保証ではなく、投資した金額を下回るリスクがあります。掲載情報は特定の金融商品の購入を勧誘するものではありません。投資の判断は必ずご自身の責任で行い、必要に応じて専門家にご相談ください。掲載情報は2026年5月時点のものです。